みなさん、こんにちは
本日投稿の内容について、以前別サイトで私が投稿したブログの内容です。
サイトの閉鎖に伴い、こちらで再度掲載いたします。
今回はNutanix Guest Tools(以下NGTと省略させて頂きます)をご紹介します。
VMwareなどをご利⽤されている⽅は(VMware Tools)ご存知かと思いますが、同様の機能でサービスとモジュールのセットです。このNGTを利用することにより、Nutanixの中で様々な機能を利⽤できるようになり、仮想マシンの管理性を向上させることができ、ユーザーとのシームレスなやりとりができるようになります。
1.Nutanix Guest Toolsとは?
NGTの機能は主に以下の5つの内容になります。
- Nutanixゲストエージェント(NGA)サービス
- ファイルレベルリストア⽤のCLIの提供
- Nutanix VMモビリティドライバの提供
- Windows VM⽤のVSSリクエスタとハードウェアプロバイダ
- Linux VM⽤のアプリケーション⼀貫性のあるスナップショット
NGTをインストールし、CVMと通信可能にすることで機能を連携できるようにします。
VMのスナップショットからセルフサービスのリカバリ(ファイルレベルの復元とも呼ばれます)機能により、仮想マシン管理者の介⼊を最⼩限に抑えてNutanixデータ保護スナップショットからセルフサービス回復を実⾏できます。NGTを有効にして、VMにログインしてゲストVM管理者がディスクを接続すると、ゲストVM管理者はゲストOS内のファイルを回復できます。ゲストのVM管理者がディスクの切り離しに失敗した場合、24時間後に⾃動的にVMから切り離されます。
ESXiとAHV間のVMマイグレーションのためのドライバ、インプレースハイパーバイザ変換、およびクロスハイパーバイザディザスタリカバリ(CHDR)機能を提供することによってサポートします。NGTをインストールすることにより、クロスハイパーバイザディザスタリカバリ(CHDR)は、スナップショットからVMの保護、スナップショットの作成、スナ
ップショットの複製、およびVMの復旧という保護ドメインを使⽤することにより、あるハイパーバイザから別のハイパーバイザへのVMの移⾏(ESXiからAHV、AHVからAHVへの移⾏)できるようになります。
AHVまたはESXi Windows VMのアプリケーション⼀貫性のあるスナップショットを有効にします。NGTがVMにインストールされる前に作成されたハイパーバイザベースのスナップショットからNGTを実⾏しているVMが復元されると、VMはNGTなしで復元されます。
仮想マシン静⽌時に特定のスクリプトを実⾏することによってLinux仮想マシンのアプリケーション整合のスナップショットをサポートします。WindowsとLinuxのNGT対応の詳細については以下をご参照ください。
一般的な要件と制限
- 仮想IPアドレスはNutanixクラスタで設定する必要があります。クラスタの仮想IPアドレスが変更されると、 クラスタ内で実⾏されているすべてのNGTインスタンスが影響を受けます。
- VMにはISOを添付するための空のIDE CD-ROMスロットが少なくとも1つ必要。
- NGT-Controller VMサービスと通信するには、ポート2074を開いておく必要があります。
- ハイパーバイザー︓ESXi 5.1以降のリリース、AHV(20160215以降のバージョン)
- VMはクラスタの仮想IPアドレスを使⽤してアクセスできるネットワークに接続する必要があります。
- Windows Server版VMの場合、NGTのインストールを開始する前にMicrosoft VSSサービスが有効になっていること。
- VM IQNを変更し、NGTのリフレッシュサイクル(現状5分)が発⽣する前に、VMのスナップショットを作成すると、 スナップショット操作がVM-VG接続をキャプチャできないため、NGTは⾃動復元機能を提供できません。 この問題を回避するには、Linux VMで$sudo service ngt_guest_agent restartコマンドを実⾏し、Windows VMのサービスタブでNGTを更新することでnutanixゲストエージェントサービスを⼿動で再起動できます。
- PowershellのパスはNGTのインストール環境で利⽤できる必要があります。それ以外の場合、NGTのインストールは失敗します。
- Linuxオペレーティングシステムの場合、NGTは/ usr / localにインストールされます。したがって、ユーザーにこの場所に対する書き込み権限があることを確認する必要があります。
オペレーティングシステムが特定の機能に対してサポートされているかどうかを確認するには、特定のNGT機能について、サポートされているオペレーティングシステム情報を参照。
その他の制限については以下に掲載しておきます。
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