2021年7月2日金曜日

Nutanixの⽤語を覚えてみよう!〜Nutanix の構成要素について 〜

みなさん、こんにちは

本日投稿の内容について、以前別サイトで私が投稿したブログの内容です。
サイトの閉鎖に伴い、こちらで再度掲載いたします。

本日はNutanixの基本的な概念である、Nutanixの構成要素についてご紹介したいと思います。

Nutanixを覚えようとする人は、Nutanix Bibleなどを読まれるかと思いますが、こちらの内容も是非参考にして頂ければと思います。

1.Nutanixの用語について

Nutanixを構成する⽤語ついて、上記のイメージのようなものがございます。
それぞれの用語について説明していきたいと思います。

  • ノード

    ノードはNutanixクラスタの基本単位になります。各ノードは標準ハイパー    バイザー
    を実行し、SSDとHDDストレージの両方で構成されたプロセッサー、メモリおよび
    ローカルストレージを含むます

  • ブロック

    ブロックは最⼤4つのノードを含むNutanixラックマウント型ユニットです。
 
(2U4Nodesの⾼密度サーバーが対象になります)

  • クラスタ

    クラスタはAcropolis Distributed Storage Fabric(DSF)を形成するNutanixブロックと
    ノードのセットです。

  • データストア

    データストアは仮想マシン操作に必要なファイル論理コンテナです。

  • vDisk

    vDiskは仮想マシンにストレージを提供するコンテナ内の使⽤可能なストレージの
    サブセットです。コンテナがNFSボリュームとしてマウントされている場合、そ
    コンテナー内のvDiskの作成および管理
はクラスターによって⾃動的に処理されます。

  • コンテナ

    コンテナはストレージプールの論理的なセグメンテーションで、仮想マシンまた
    ファイルのグループ(vDisk)を含みます。コンテナは通常、NFSデータストアまたは
    SMB共有の形式で共有ストレージとしてホストにマッピングされます。

  • ストレージプール

    ストレージプールとは、クラスタ⽤のSSDやHDDなどの物理ストレージデバイスの
    グループです。
ストレージプールは複数のNutanixノードにまたがることができ、
    クラスターの規模が拡⼤するにつれて拡張されます。

  • ストレージティア

    ストレージティアでは、MapReduce階層化テクノロジーを利用して、データを最適な
    ストレージ階層(フラッシュまたはHDD)にインテリジェントに配置し、最速の
    パフォーマンスを実現します。

  • ラック(フォールトトレランス)

    ノード/ブロックをもう少し拡張したラック(フォールトトレランス)という概念も
    あります。


ラックフォールトトレランスはラックレベルの可用性ドメインを提供する機能です。
ラックの耐障害性により、データの冗長コピーが作成され同じラック内にないノードへ配置されます。ラックフォールトトレランス機能が有効になっている場合、クラスタはラック認識機能を備えており、1つのRack(RF2)または2つのRack(RF3)の障害でゲストVMを稼働させ続けることができます。
1つのRackに障害が発生すると、ゲストVMデータとメタデータの冗長コピーが他のRackでも存在します。

2.ノードについて

仮想マシンのホストのことを指しますが、Nutanixは通常のラックサーバと⾼密度のサーバーで構成されるため、それぞれのハードウェアでわかりやすく⽰してみました。⾼密度サーバーでは、筐体の中に収納されている⼀台のサーバーになります。

また、クラスタの基本単位はNutanixノードです。クラスタ内の各ノードは業界標準のハイパーバイザーを実行する標準x86サーバーで、低遅延SSDと経済的なHDDの両方で構成されるNutanixコントローラVM、プロセッサ、メモリ、およびローカルストレージを含みます。ノードは10GbEネットワークを介して連携して、NutanixクラスターとAcropolis Distributed Storage Fabric(DSF)と呼ばれる分散プラットフォームを形成します。

3.ブロック・クラスタについて

ブロックについては先に説明した通り、⾼密度サーバーのみに適応される概念です。4ノードを⼀つのブロックとして扱います。もちろん、筐体障害の場合はシステム停⽌になったりします。そこで、複数の筐体にまたがってデータを格納する⽅式(Block Awareness)を採⽤することが多いです。

4.Prism上での画面イメージ

Prism上からの画⾯で説明します。ハードウェアのメニューからDiagramを選択するとNutanixのクラスタを形成しているハードウェアが表⽰されます。(今回は2U4Nodeの筐体に3台分しか表⽰されておりませんが)

今回の構成では、クラスタとブロックが同じ枠で囲われておりますが、ノード数が多ければクラスタは組んでいる構成で表⽰されます。

⻘⾊で表⽰されているところはDiskになりますが、コンポーネントに障害が起きていれば、該当のパーツが⾚く表⽰されます。

5.Distributed Storage Fabric

Nutanixのノードがグループとなって、分散ストレージファブリックを形成されます。この分散ストレージがハイパーバイザーを動作させる基盤になり、またI/Oはローカルで処理された後に、データの冗⻑化を保つためにデータを分散配置します。

6.データの構造

DSFのデータ構造はこのようなイメージで構成されます。物理ディスクグループのストレージプールを作成され全体の容量が定義されます。そこからコンテナを定義して使⽤可能な領域を定義して、コンテナ内にvDisk(仮想マシン⽤の領域)を割り当てます。こちらについては、ハイパーバイザーによって、サポートするプロトコルも異なりますので、ご注意下さい。AHVについてはiSCSIになります。

ストレージについて画⾯イメージをこちらに載せておきます。ストレージメニューからTableを選択します。ストレージプールを選択すると、テーブル情報とサマリ情報が表⽰されます。こちらで、ストレージプールやコンテナの情報が確認できます。また、データをExportすることもできます。

以上で、Nutanixの構成要素の説明を終わります。

よろしくお願いします。

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