みなさん、こんにちは
本日投稿の内容について、以前別サイトで私が投稿したブログの内容です。
サイトの閉鎖に伴い、こちらで再度掲載いたします。
今回はNutanixのハイパーバイザーの変換プロセスについてご紹介します。
NutanixではハイパーバイザーをESXiからAHVへの変換することができます。
ハイパーバイザーを変換する際のプロセスがいくつかあるので覚えて頂ければと思います。
1. ESXiからAHVへの変換について
変換プロセスを開始すると、クラスタ内のすべてのノードが1つずつAHVに変換されます
ESXiホストの現在の状態は、ESXiに戻すために保存されます。Foundation内部でESXiホストをAHVに変換します
最初に、すべてのコントローラーVMがAHVに移行されます。コントローラVMがAHV側で起動した後、ESXiで実行されているVMはAHVに移行されます
仮想マシンの移行が完了したら、AHVで仮想マシンを手動で起動する必要
すべてのホストと仮想マシンがAHVに移行されたら、AHVクラスターの使用を開始します。
そのため、仮想マシンにNGT(Nutanix Guest Tools)をインストールして変換を開始すると、仮想マシンの変換も同時に行われます。変換プロセスは以下のようになります。
①検証
クラスタ内の仮想マシンが変換可能かどうか検証します。
②起動
変換を⾏います。変換のプロセスは記録されます。
③仮想マシン変換ためのノードを準備
ノード内の仮想マシンの情報はノードのUUIDに応じて収集され、仮想マシンが保護されているときには変換はできません。仮想マシンはマスター変換レコードに格納されていて、仮想マシンファイルは変更されません。
④仮想マシンの変換を実⾏
ノードの変換レコードを参照して、ハイパーバイザータイプを⽐較して、変換先のハイパーバイザーに変換します。仮想マシン変換後は仮想ネットワークなどもハイパーバイザーの情報に合わせて変換を⾏います。変換が完了すると変換元の仮想マシンファイルは削除されます。
3. ポートグループとVLANの変換およびAHVからESXiへの変換について
ポート仮想マシン変換ためのノードを準備
特定のグループに属するすべてのESXiポートグループ、すべてのVLAN ID、および仮想マシンがキャプチャされ、クラスタ上のすべての一意のESXiポートグループに対応するAcropolis仮想ネットワークが作成され、対応するVLAN IDが割り当てられてからVM正しい仮想ネットワークに転送されます。
ESXiホストの管理ポートグループにVLANが設定されている場合は、変換後にAcropolis管理インターフェースとController VMパブリックインターフェースが同じVLANに配置されます。
AHVからESXiへの変換プロセス
逆方向の変換(AHVからESXiへの変換)の間、変換のプロセスは類似しています。
また、クラスタにESXi ISOが保存されていない場合は、変換プロセス中にESXi ISOイメージを提供する必要があります。
注:提供するイメージは、ESXiからAHVへの変換中に使用したものと同じ主要なESXiバージョンのものである必要があります。
4. クラスタ変換作業の中止について
クラスタ変換作業も必ず成功するわけではありません。失敗してしまった時に戻せなくなるのではないかと⼼配する⽅もいらっしゃるかと思いますが、Nutanixの変換作業で失敗したときは失敗した内容のポップアップが表⽰されます。こちらで元の環境に戻すかどうか聞かれるので、「Yes」をクリックすると元の環境に戻すことが可能です。
ハイパーバイザーの変換は通常の変換作業以外にも、DR先にレプリケーションする時もクロスハイパーバイザーでDRするときも同様のことが⾏われます。
以上、参考情報として読んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
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